早稲田文学10時間シンポジウム・ポッド1

ニコニコでいまさらながらに聴いてみた。出演は東浩紀佐々木敦宇野常寛中森明夫など。主に活字メディアの(不)可能性について、非常に興味深い議論がなされた。まず、宇野さんだけは少し次元の違う話をしていて、それが中森さんとの(ある意味で)対立点になっていたんだろうけど、僕たちの世代(とくくるのはかなり強引かもしれないが、)にとっては、宇野さんの話が一番リアルだったと思う。批評はどんどん個人メディア化する→しかもそれがお前らでもできるんだから、やればいいじゃん・・・うーんこれぞ決断主義。「しょっぱいはなしばっかすんじゃねー」とか「希望の話をしよう」とか、そりゃあんたらの世代は希望を通過してきたから言えることなんじゃないの?なんて思う。パフォーマンスどうこうじゃなくて、これからは<戦略>でしょ、のんきなことばっか言ってられないからね。次の10年を生きる戦略を。

一波乱あった聴衆の質問もちゃんと収録されていたので、かなり楽しめました。こういうものが聞ければ、もうちょっと生きていてもいいかななんて思う。