映画鑑賞2013

来週から海外に行くので今年の映画鑑賞記録は本日で終了ということで、昨年同様記録しておきます。
ゼログライビティは来年見ます。

10点は「ジャンゴだけ」でしたが、8点「凶悪」がとても印象深かった。「きっとうまくいく」は普通の話でもここまで面白くなるか、という印象です。ルーパーは落ちがエッジがきていました。「クラウドアトラス」もつまみ食いが好きな人はぜひ。エンドロールからが衝撃的な作品。「キャビン」「パシリム」「世之介」等の映画好きが好きそうな作品は正直あまりピンとこなかった。「中学生円山」は「ホットファズ」と趣旨は同じ映画でした。「脳男」「リアル」は寒かった。「R100」はその後の批評でいろいろ楽しませてもらったので良しとするが、ウルヴァリンは本当につまらなかった。

★は旧作/DVD鑑賞。その他劇場鑑賞


---------------------10点---------------------

  • ジャンゴ 繋がれざる者

----------------------9点---------------------

----------------------8点---------------------


----------------------7点---------------------

----------------------6点---------------------

----------------------5点---------------------

----------------------4点---------------------


----------------------3点---------------------

----------------------2点---------------------

  • リアル 完全なる首長竜の日

----------------------1点---------------------

動画で見るキングオブディス:大阪のR指定

フリースタイルバトルというのはつまり、一定のルールのもと即興のラップで対戦相手を罵倒し、どちらが上手くラップで来たかを競う競技なんですが。
ではうまいラップとは何かというと、①主張の内容(相手のラップに対して的確なアンサーを返しているか等)、②押韻(韻をどれぐらい踏んでいるか等)、③スキル(ビートにうまく乗れているか等)に加え、そのMCが持っているスタイルやバイブスを勘案して、バトルの多くは観客の判定によって勝敗が決まります。

それで大阪の「R指定」というMCはその世界では知らない者がいない程に最強のMCなので、今回は動画でまとめてみたいと思いました。

ちなみに大阪のMCのフリースタイル環境というのは、「大阪名物ラップ」なんて言われるほどに、強いMCがいるという意味では(個人的には)東京のそれよりも上だと思っています。そんな猛者が集う大阪でも、R指定の強さはやはりずば抜けいる、そのことはUMB(フリースタイルバトルで最も権威のある大会)の大阪予選で3年連続優勝していることに象徴されるとおもいます。



●2008−2009年

R指定が注目を集めたのは、彼がまだ高校生(2008〜2009)だったころなのですが、①内容よりも③ラップのスキルで沸かすことにたけており、一方で「替え歌」を連発していたことと、相手を小ばかにしたようなディスで、最初のころは色物っぽい扱いだったように思います。これが最初のスタイル。

【ENTER】R指定VSサリー(このバトルは正直爆笑しました、替え歌の内容もさることながらちゃんと押韻しているところに驚愕。)

【ENTER決勝】R指定VSエローン(ENTERは韻踏合組合がやってる大阪のMCバトル。このころ無双状態だった韻踏エローンに圧勝して「最強」を印象付けた象徴的な試合。フロウと下ネタでロックされます。)

【MC BATTLE cypher vol.4】 古武道 vs R-指定 (内容は何が言いたいのかよく分かりませんが、ラップの上手さだけで飲み込んでいきます。)
http://youtu.be/9mxGqR8vgfw

●2010年

【UMB本戦】R指定VS晋平太(UMB2010の一回戦。復活をかけた晋平太とUMB初登場の18歳R指定。個人的には日本語フリースタイルラップの最高到達点の一つだと考えています。バイブスで上回った晋平太に対して、スキルで勝負し続けるR。最後に「喋りのうまさlike a 笑福亭」が出たときはそのスタミナに度肝抜かれた。)

●2011年
このころをR指定最強期だと思っているファンも多いかと思います。大阪予選の勝利ラップがカッコよすぎる。ただ、UMBの本戦では東京Dotamaに1回戦で負けます。いや、ラップ自体はとてもうまいんですけど…grン場の判定方法に問題があったと思います。詳しくはDVDを。

●2012年
UMBの予選からその兆候はあったと思いますが、小手先のスキルよりも対戦相手のラップを受けてちゃんとアンサーすることを意識している印象を受けます。一部R指定は弱くなったという意見もありましたが、それは仕込みをやめたからで、純粋にアンサーを返そうとする倫理観が垣間見えます。そして、ついにUMBで優勝します。
【UMB本戦】R指定VSmol53(決勝なんですが、このトラックでラップできねえだろと観客思っていたがものの…)

映画鑑賞2012

実はおととしぐらいから、DVDを含めて自分で見た映画を鑑賞した日付と点数と感想を記録しているのですが、今年「劇場で見た作品」のみをまとめてみました。今年は9月にようやく東京に復帰できましたが、九州では暇だったので、かなりあたりや的に映画を見ていた時期もありました。よってジャンルは商業映画・大衆映画中心です。異論反論も受け付けますよん。

----------------------------------------------≪10点≫----------------------------------------------
桐島、部活やめるってよ

----------------------------------------------≪9点≫----------------------------------------------
アメイジングスパイダーマンIMAX 3D)
ダークナイト ライジン
ふがいない僕は空を見た

----------------------------------------------≪8点≫----------------------------------------------
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
崖っぷちの男
アベンジャーズ
デンジャラス・ラン
アウトレイジ ビヨンド
悪の教典
ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q
007 スカイフォール

----------------------------------------------≪7点≫----------------------------------------------
Documentary of AKB48 show must go on
ドラゴンタトゥーの女
TIME
バトルシップ
ドライブ
おおかみこどもの雨と雪
黄金を抱いて翔べ
のぼうの城
ルビースパークス

----------------------------------------------≪6点≫----------------------------------------------
麒麟の翼 劇場版・新参者
ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳
先生を流産させる会
劇場版 魔法少女まどかマギカ (後篇)
009 re-cyborg
ヒミズ
----------------------------------------------≪5点≫----------------------------------------------
Jエドガー
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
MIB3
ボーン・レガシー

----------------------------------------------≪4点≫----------------------------------------------
ヒューゴの不思議な発明
SPEC 天
アナザー
踊る大捜査線 MOVIE FINAL
ハンガーゲーム
劇場版 魔法少女まどかマギカ (前篇)
JAPANIN A DAY

----------------------------------------------≪3点≫----------------------------------------------
ジョニーイングリッシュ 気休めの報酬
プロメテウス
希望の国
伏 鉄砲娘の捕物帳

----------------------------------------------≪2点≫----------------------------------------------
アフロ田中
へルタースケルター

----------------------------------------------≪1点≫----------------------------------------------
荒川アンダーザブリッジ 劇場版

・えっと上からいくと満点はやっぱり「桐島」です。これはもう説明不要でしょう。新たな青春スプラッターものというか、、、まぁ説明不要でしょう。
・「ダークナイトライジング」は一部でめちゃくちゃ言われてましたけど、いやこれで終わりでいいんですよと強く主張したい。バットマンになにマジ切れしとんの?と言いたい。もっとリラックスしてみてほしい。
・「ものすごく」は脚本の勝利。すげえ泣いた。点数以上に記憶に残る作品。
・「アウトレイジビヨンド」もソリッド感がとても良かった。見ていてとても気持ちが良くトリップしてくる。
・「AKB」は前作が糞過ぎただけに、本作はあっちゃんカッコいい!ってかんじでした。
・「ルビースパークス」は彼女が選んだ割にはまぁまぁ良かったです。話は日本のアニメみたいな内容でした。
・「先生を流産」は期待はずれでした。ただ、OPの田圃を中学生がガンガン歩くシーンは上がる。
・「ヒミズ」は何もかもが中途半端だった。「希望の国」も。園子温どうした!?
・「踊る」は今年一番伏線の回収の仕方が驚いた映画でした。さらば青島
・「マギカ」は全然乗れませんでした、ごめん。すきじゃない
・「プロメテウス」は「どこが人間の起源やねん」って全員が思う映画です。開始1分で嫌な予感がする。
・「ヘルタースケルター」はとにかく長い。
・「荒川」を見た後、監督のことを当然嫌いになりましたが、井上和香と結婚して更にふざけんなと思った。桐谷美怜の演技もひどかった。

2012年に向けて

今年は「ぼく島」3号を書くぞ書くぞと思いつつ、結局もうすぐ転勤してしまうというタイミングまで引っ張ってしまいました。実は学生時代書いていた原稿もたまってはいるんですが、いかんせん銀行に入ってからの話がなかなかまとまらない。つまり、僕が言いたいことというのは「どんな仕事でも物書きであり/批評であり/表現である」と言ったことなのですが、これが中々僕の中から発露してくる感が無い。少なくとも東京に帰るまでは1冊完成させる、そうやってに宣言しないといつまでたっても手を漬けないので一応個々に記録しておきますね。

2011年マイベストディスク

Fabric 57: Agoria

Fabric 57: Agoria

fabricシリーズの中でも一つ頭抜け出た感在る。終盤の構成が秀逸。
Glass Swards [解説付・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC306)

Glass Swards [解説付・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC306)

モホークと双璧をなすWarpグラスゴーの新鋭。
Gloss Drop (WARPCD212)

Gloss Drop (WARPCD212)

フロントマン失ってもほとんど前作と変わってなかった。今年一番の驚き。
James Blake

James Blake

今年はこれか。説明不要。
Satin Panthers (WAP313CD)

Satin Panthers (WAP313CD)

EPですが。とにかくプログラミングが緻密。
We're New Here [輸入盤CD] (XLYTCD517)

We're New Here [輸入盤CD] (XLYTCD517)

今年一番聞いた。むしろ『James〜』と並んで語られるべきかと。
遠くは近い

遠くは近い

遺作。惜しまれます。

ゼロ年代最後の怪作Hudson Mohawke[Butter]は、いとも簡単に世紀も飛び越えて僕のiPodで最も再生回数が多いアルバムになりました。三田格が『ゼロ年代の音楽』の中で「ハドモ=AFX、ロータス=URで時代を繰り返している」と述べているように、不安定かつ複雑でなお、目まぐるしく展開するビートは確かにAFX以来の新しい可能性を感じせます。
そのハドモの新作[Satin Panthers]が久々にドロップされたので、早速ituneストアで買って聴いてみましたが、とてもじゃないけど巷に蔓延する似非(ポスト)ダブステップとは段違いなのです。(ちなみに本人はポストダブステップに括られることを拒絶しているようですが。)今日買ってきたミュージックマガジンに「ワゴンクライストが通ってきた道では?」と評され6点(/10点満点)がついていましたが、過去のアーカイブから自分の知識をひけらかし批判するという如何にもMMらしい音楽エリーティズムを感じる胸糞悪い文章でした(ちゃんと聴けWACK