転勤の日々が迫ってくる今日この頃。九州はなかなか天気が安定せず、遊びに行くやる気も、仕事のやる気も出ない(かといって忙しいわけでもない)そんな日々が続いています。そういえば、東京にそろそろ帰れるな・・・と大学時代の友人達に思いを馳せれば、「ようやく卒業できた!」と連絡を受けたのは去年だったか、今年だったか、はたまた僕の夢だったのか、とにかくみんなちゃんと働いているのだろうか、なんて。定期的に連絡すれば言いだけの話なのですが、極端に携帯を使わない性格と、もっと根本的な問題として何を話せばいいのか分からないという二重の防壁がその行為を阻んでいるのです。凄まじい駄文だな。
佐々木敦「即興の解体/懐胎」を読んだ。氏の音楽論としてまとめられた書籍としては久々だったのですが、抽象論⇔具体論/可能性⇔不可能性を反復しながら中々前進せず、いやそれでも着実に前進し続け、そして最後にはぐるっと一周して即興が不可能であることに収斂し終わる(笑)。非常にアイロニカルな内容ですが、その結論に至るまでとても丁寧にそして真面目に研究を続けていくので、その試行錯誤の道程はとても貴重であると思うのです。