自殺

今日、有名なアナウンサーが自殺した。今日はそのニュースで完璧に目が覚めた。

彼女がTVで人気になり始めた時、僕はあまりい印象を受けなかった。なぜなら彼女からはあからさまに高貴端麗な臭い(金持ち、美人、お嬢、高学歴、、)が常にしていたし(いやその臭いしかしなかった)、実際自分でもその強い立場を強調することもたびたびあった。(実際、親は医者らしいが。)爆笑問題バク天では女性(かわいさ)の地位を利用してお店に無茶な注文をすると言う企画(夜にランチをお願いする等)は本当にいろんな意味で凄いな、と嘯いた事は今でも記憶に残っている。フリーになる直前からはその開き直りがある種のキャラクターとして成立し、僕としてはそれを好意的に捉えていた。

素晴らしい容姿と多くのファンを抱えながら何故自殺せねばならなかったのだろうかと、あらゆる所で憶測が飛び交ってはいる。2ちゃんではもちろん陰謀説なんかも上がっているが。

経歴を察するに多分彼女の人生は負け知らずといっていいだろう(少なくとも局アナ時代までは)。「自殺するぐらいなら仕事なんてなげだせばよかったのに」という言動はかなり一般的なものだが、多分それは無理だと思う。なぜなら彼女は(肥大化し、想像以上に洗練化された)「私(彼女の名前)」と言う存在が凄く大事だったと思うからだ。彼女は多分自分の命なんかよりも「私」の方が圧倒的に大事だったんじゃないだろうか。仕事を投げ出し回りから好奇の目にさらされる「私」は「私」とは認められない。つまり彼女は彼女自身(「私」)を守るために命を絶った、そう考えられないだろうか。



それでもやっぱり命より大事なものなんてありえるわけがない。