ゼロ年代最後の怪作Hudson Mohawke[Butter]は、いとも簡単に世紀も飛び越えて僕のiPodで最も再生回数が多いアルバムになりました。三田格が『ゼロ年代の音楽』の中で「ハドモ=AFX、ロータス=URで時代を繰り返している」と述べているように、不安定かつ複雑でなお、目まぐるしく展開するビートは確かにAFX以来の新しい可能性を感じせます。
そのハドモの新作[Satin Panthers]が久々にドロップされたので、早速ituneストアで買って聴いてみましたが、とてもじゃないけど巷に蔓延する似非(ポスト)ダブステップとは段違いなのです。(ちなみに本人はポストダブステップに括られることを拒絶しているようですが。)今日買ってきたミュージックマガジンに「ワゴンクライストが通ってきた道では?」と評され6点(/10点満点)がついていましたが、過去のアーカイブから自分の知識をひけらかし批判するという如何にもMMらしい音楽エリーティズムを感じる胸糞悪い文章でした(ちゃんと聴けWACK